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技術

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一世紀にわたって積み上げてきた職人の技に加え、

IT技術の導入や技術提携も積極的に取り入れ、

たゆまぬ技術革新を続けています。

凝固解析

重要保安部品や形状の複雑な製品は、凝固解析ソフトを使って方案設計を行います。製品に内在する欠陥が可視化されることで、精度の高い欠陥予測が可能です。これにより品質の高い製品を造ることができ、立ち上げから量産までのリードタイムを大幅に短縮することが出来ます。

 

高強度ダクタイル鋳鉄

 

H-FCD800は熱処理することなく鋳放しでFCD800という高強度を実現した新しい材質です。

 

また、H-FCD800は青梅鋳造(株)との技術提携により特許技術の供与を受けたもので、JFE継手㈱友鉄工業㈱と弊社を含めた4社のみが取り扱っている材質となります。

 

特許材質(高強度球状化黒鉛鋳鉄H-FCD800)の材質特性及び主な特徴は以下の通りです。

 

材質規格

鋳鉄の種類 : H-FCD800

引張強さ(N/mm2) 耐力(N/mm3) 伸び(%) 硬さ(HB)
800以上
(実数値:860)
480以上
(実数値:570)
2以上
(実数値:3)
200~330
(実数値:318)

 

主な特徴

 特徴1  高硬度状態で切削加工が可能。

小径穴タップ加工や歯切り加工で、切削性を確認いただけます。切削性に優れているため鋳鋼品やオーステンパダクタイル(ADI)からのコストダウンが可能です。

 特徴2  水素脆化を抑制します。

水素脆化(すいそぜいか)とは、鋳鉄中に吸収された水素により鋳鉄の強度(強度とじん性)が低下する現象。弊社鋳鉄がこれを抑制するのはCuが黒鉛周辺に偏析する為と考えられています。

 特徴3  耐摩耗に優れている。

同硬度の鋳鋼と比較して耐摩耗に優れているのは、潤滑油とカーボンが馴染むためと考えられます。

 特徴4  減衰能において、鋼に比べ大きな優位性を発揮。

減衰性に優れているのは鋳鉄特有の性質で、カーボンによる影響と思われます。

 

薄肉大型鋳物

ハイキャストは多品種少量生産を続けてきた中で、難易度の高い製品にも果敢にチャレンジすることで他社にはない独自の技術力を培ってきました。

その中でも特に薄肉製品には自信があります。

2020年6月には、その技術力を集結したオリジナルブランドである『MARUIMONO』の第一弾製品である『PIZZA EGG』の販売を始めました。

右の写真の『PIZZA EGG』は高さが1メートル、肉厚は薄さ3ミリです!

薄肉大型鋳物

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