ハイキャストの商売は、俗にいう鋳物屋でございます。
砂で作った型に、1500℃で溶けた鉄を流し込み、機械の部品などをつくる商売です。
まさにガテンな仕事です(笑)
きついし、汚いし、危険も伴う、3Kを代表する職場といっても過言ではないでしょう。
けっして楽な仕事ではありません。
しかし、我々には誇りがあります。
我々鋳物屋が存在するから、自動車が走るんです。携帯電話がつながるのです。
ありとあらゆるモノづくりを下支えしているのが、我々鋳物屋なのです!
昨日、一般社団法人日本鋳造協会の創立10周年記念式典・祝賀会が盛大に執り行われました。(3つに分かれていた鋳造関連団体が統合して10年が経ちました。)
私も何かと鋳造協会にはお世話になっているのですが、つくづく思うのは、横の連携がしっかりしていることです。
普段はライバル会社であるにもかかわらず、お互いに工場を見せ合い情報交換をして、切磋琢磨している。
こんなことが当たり前のようにできている業界団体は他にあるでしょうか?!
この姿勢が日本の鋳物業界を世界トップレベルに定着させている要因に違いありません。
楽ではない仕事も楽しく笑顔で働き、鋳物屋の世界から世の中の笑顔を創りだしていきたいと改めて感じた昨日でした。
記 代表取締役社長 高橋健太郎
僭越ながら祝賀会の司会を務めさせていただきました。