先日、日本鋳造協会(中小企業部会・若手経営者委員会合同主催)夏季全国大会が行われ、
その中で、「型保管費請求と覚書締結の取組」と題して講演させていただきました。
昔から木型の保管は鋳物屋でするものと決めつけられてきましたが、
6年前に経済産業省の指導により、使用しなくなった型の保管を鋳物屋に押し付けるのは、下請法に反すると、警鈴を鳴らしてくれました。
これに乗っかり経済産業省と日本鋳造協会の指導をベースに、
お客様にもメリットが出るようなVA提案として型保管契約活動を継続してきてまして、
その活動の軌跡にについてオープンにお話した次第です。
どの程度理解していただいたかは分かりませんが、講演後の懇親会では、
「生で実践している話なので、とっても分かりやすく参考になりました。」
「とっても勇気が出ました。弊社でもやってみます。」
「今度、工場を見せてもらってもいいですか?」
など、嬉しいコメントをたくさん頂戴しました。
鋳物屋は、製品自体がエンドユーザーで使われることは少なく、部品供給といった下請け的な取引がほとんどですが、
モノづくりの根幹を下支えする重要な役割を担っています。
これからもその誇りを持って、お客様と対等な取引の下で、Win Win な関係を築いていきたいと思います。
記 代表取締役社長 高橋健太郎